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掲載日:24.05.01

富士通とJR貨物/「車両管理システム」を共同で展開~鉄道車両のメンテナンス業務の省力化

 富士通とJR貨物は、鉄道車両のメンテナンス業務を支える「車両管理システム」を全国の鉄道事業者に向けて共同で展開します。「車両管理システム」はJR貨物の鉄道車両メンテナンスにおける課題とノウハウをもとに富士通が開発したもので、メンテナンス業務の省力化と作業品質の平準化を実現します。
 富士通は鉄道会社に向けて「車両管理システム」の導入を行い、JR貨物が自社の稼働実績をベースにシステムの導入サポートを実施することで運用定着化を支援します。これにより、個社向けにシステムを一から開発することなく、短期間でリーズナブルなシステム導入から運用定着化までを実現できます。
 JR貨物は富士通と共に、メンテナンス業務における検査修繕の作業効率の向上、情報のオープン化、ヒューマンエラー発生の低減を図るため、「車両管理システム」を開発し、紙ベースの検査修繕情報の電子化とシステムによる検査情報の一元管理を実施します。これによって大幅な管理業務工数の削減、システムの一貫性の確保による法令違反の予防、定期検査周期の見直しによるメンテナンスコストの削減など、高い導入効果を実証しました。
 両社は、JR貨物の事例を鉄道事業者における共通施策と捉え、同システムを共同で展開することとしました。


「車両管理システム」の共同展開のイメージ図
(JR貨物ホームページより)