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掲載日:24.05.01

アマゾン/相模原市に国内最大の「アマゾン ロボティクス」を導入する物流拠点新設

 Amazonは、神奈川県相模原市に同社の物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)を新設しました。相模原市で2拠点目、神奈川県では5拠点目のFCとなります。
 同拠点の延べ床面積は約15万㎡(東京ドーム約3個分)、商品保管容量は約150万ft³で国内最大のAmazon Robotics(アマゾン ロボティクス)を導入するFCです。アマゾン ロボティクスや紙袋自動梱包機などのテクノロジーを活用することで、安全に拠点を運営し、Amazonの持続可能な取り組みの推進にも貢献します。
 新FCは、1日最大65万個以上の商品の出荷を行い、エリアマネージャー、職場の安全・衛生管理者、商品の品質管理者、設備の保全管理者、テクノロジーを使って商品のピッキング・梱包・出荷作業などを担うポジションなど、さまざまな職種で働く機会を創出します。さらに、地域社会との定期的な交流を通じて、特に子どもたちに向けた科学技術分野の学びの機会も提供していきます。
 アマゾンの物流拠点で効率的な商品の入出荷を可能にするのが、ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「アマゾン ロボティクス」です。「Drive(ドライブ)」と呼ばれるロボットが「Pod(ポッド)」と呼ばれる専用の商品棚を移動させることで、働く人の業務をサポートします。相模原市の新拠点は、約3000台のドライブと約3万5000台のポッドを有し、テクノロジーと人が共同で作業を進めることで、商品の棚入れや棚出しをより効率的に行うことができます。また、格納スペースの節約も可能となり、従来の固定された商品棚よりも最大約40%多くの在庫を保管でき、商品の品揃えを増やすこともできます。
 また、新拠点には紙袋自動梱包機を導入します。アマゾンは梱包資材削減の取り組みの一環として、段ボール箱の代わりに紙袋で配送する商品を増やすなど、梱包の簡素化を拡大しています。紙袋自動梱包機の導入はこの取り組みをさらに進めるものです。梱包の簡素化により、梱包の開封やその後の処理にかかる手間を減らすことができます。


相模原市にフルフィルメントセンターを新設
(アマゾンホームページより)