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掲載日:24.04.03
三菱ふそう/ESRと協業、EV充電設備を順次設置
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)、ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジア(本社=東京、DTFSA)、ESR(本社=東京)の3社は1月、eモビリティ向けのソリューションの検討・実施について、基本合意書を締結しました。ESRは不動産アセットマネジメントのグローバル企業で、日本では首都圏・関西圏・中京圏と九州に物流施設・データセンターを開発しています。
今回の取り組みは、MFTBC が電気(EV)トラックに必要不可欠な周辺要素を包括的にサポートし、顧客のEVシフトを強力に支援する「FUSO eモビリティソリューションズ」の取組みの一つです。電気小型トラック「eCanter」をはじめとするゼロエミッション車両(ZEV)とESRの物流拠点を活用し、カーボンニュートラルな物流の確立へ向け、多角的にソリューションを検討・実施します。
さらに、DTFSAが「eCanter」新型モデル向けに展開するリースプログラム「FUSOグリーンリース」を活用することで、顧客の利便性の最大化を目指します。
最初の取組みとして、2024年以降、千葉県から神奈川県にかけての首都圏湾岸物流地域に立地するESRの物流施設に、「eCanter」向けの急速充電設備を順次設置します。充電には、主にESRの物流施設の屋上に設置されている太陽光発電設備による発電電力を活用します。同施設内の休憩スペースやシャワーなどをドライバー向けに開放し、「充電待ち」の時間を休息などに活用できるサービスも提供します。
ESRの物流施設で充電する「eCanter」