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掲載日:24.04.03

JR貨物とT2/貨物鉄道と自動運転トラックでモーダルコンビネーション推進へ

 JR貨物は、T2(本社=東京、森本成城代表取締役CEO)の「シリーズA追加ラウンド」に資本参加しました。T2は、自動運転トラックの開発、レベル4自動運転トラックを用いた幹線輸送サービスの事業化に取り組んでいます。両社は、今回の資本参加を通じて、貨物鉄道と自動運転トラックそれぞれの特性を生かしたモーダルコンビネーションの推進に向けて、連携を強化します。
 貨物鉄道と自動運転トラックを組み合わせ相互に補完することで、効率的な輸送サービスの提供と輸送キャパシティの維持・拡大に貢献することになります。自然災害などでどちらかの輸送ができない際にも貨物鉄道と自動運転トラックを切り替えて輸送を維持することにより、安定的な輸送の実現に貢献できるとしています。
 JR貨物の犬飼社長は「本取り組みにより、貨物鉄道輸送のリダンダンシーを獲得し、災害などで鉄路が不通になった際に代替輸送の信頼性を高めることができる。さらに貨物鉄道と自動運転トラックの双方で利用可能なコンテナの開発を進めることで、輸送の利便性も向上する。これらの先進技術に鉄道が積極的に取り組むことは、物流業界全体の競争力を高め業界にとっても非常に重要」と、モーダルコンビネーションへの大いなる期待を語っています。


T2森本CEO(左)と犬飼社長