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掲載日:24.03.06

大林組/国内初、グリーン水素の輸送に鉄道を利用~輸送時のCO2排出量82%削減

 大林組は、大分県玖珠郡九重町で製造されたグリーン水素の輸送手段として鉄道を利用し、輸送時のCO2排出量を82%削減しました。鉄道による水素輸送は国内初の取り組みとなります。
 同社は、岩谷産業発注の「岩谷産業研修施設新築工事」(神戸市)の建設現場で、CO2排出量削減に資する各種実証に取り組んでおり、その1つとして仮設現場事務所に設置した水素燃料電池により電力供給を行っています。その際、大分県九重町で製造しているグリーン水素を月1回、トラックにより輸送しています。再生可能エネルギーにより製造されるグリーン水素は、製造時にCO2を排出しないという利点がある一方、長距離輸送時のCO2排出量を削減する輸送手段を検討する必要がありました。
 今回、JR貨物、全国通運、江藤産業(大分市)の協力により、輸送経路の大半をトラックから鉄道に切り替え、1回の輸送にかかるCO2排出量を347kgから62kgに8割以上削減しました。
 今回の鉄道輸送は、高圧ガス保安法等関係法令の制限・基準の範囲内での輸送です。


神戸貨物ターミナルから現場に到着した水素
(大林組ホームページより)