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掲載日:24.03.06

経済産業省/フィジカルインターネット実現の加速化に向け標準化のガイドライン策定や実証実験の実施

 経済産業省は、消費財サプライチェーンを対象にしたフィジカルインターネット実現の加速化に向け、民間による各種実証実験の実施を支援します。標準化のガイドライン策定やそのための実証実験の実施、フィジカルインターネットの構成要素である物流拠点自動化による物流効率化に関する実証実験、自動認識技術やIoT技術を活用した商取引の効率化に関する実証実験を行います。これらの基盤構築事業に対して4億円を2024年度予算に計上しました。
 日本の消費財サプライチェーンは、メーカー、卸、小売に多種多様なプレイヤーが存在しており、情報流や物流が個別に最適化されたサプライチェーンが成立していることによって、全体最適を阻害しています。物流の2024年問題や燃料費高騰による物流コストへの影響もあり、流通・物流の効率化が課題となっています。そのため、施設や車両などのインフラを共有化して究極の共同物流を行うフィジカルインターネットを実現し、流通・物流の効率化や付加価値を創出することが重要となります。
 同省は、流通・物流の標準化に必要な指針の策定や、IoT技術や自動化機器導入などの環境整備を進めることを目的として、必要な予算を計上しました。
 フィジカルインターネット実現について、2040年を目標にロードマップを定めていますが、本事業を行うことにより、営業用トラックの積載効率を現状の40%弱から2025年度時点で50%に引き上げることを成果目標としています。