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掲載日:24.03.06
国土交通省/バッテリー交換式EV技術の国連基準化を目指して取り組みを推進
国土交通省は、トラックなどの商用自動車のカーボンニュートラル達成に向けて、わが国で開発・実証されるバッテリー交換式EV技術の国連基準化を目指し、官民による「カーボンニュートラルセンター」を1月に立ち上げました。今年中にバッテリー交換式EVの国連基準にかかる国際議論の開始を目指します。
国土交通省は、電気自動車(EV)の安全性などに関する国連基準の策定を主導し、普及を促進しています。商用EVは、航続距離が短くバッテリーの充電時間が課題となっていることから、バッテリーを車両から取り外して充電が可能な「バッテリー交換式EV」の開発や実証を進めています。
今回設置した「カーボンニュートラルセンター」は、バッテリー交換式EVをはじめとするカーボンニュートラル関連の自動車技術に関して、国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)への対応、主要国政府・メーカー・研究機関との連携・働きかけ、標準化活動(ISO・JIS)との連携などの活動を総括し、国連基準の策定を戦略的に進めます。
同省は、バッテリー交換式EVなど日本が得意とする技術の国連基準化をオールジャパンで推進し、カーボンニュートラルの実現に引き続き取り組むとしています。