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NXトピックス:
掲載日:24.03.06

日本通運/モーダルコンビネーション型輸送サービス「Sea&Rail」に、東九州ルート(大分港-神戸港)・(別府港-大阪港)を追加~CO2排出量を削減する環境にやさしい輸送サービスで、顧客のサステナビリティ経営に貢献

 NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社、日本通運は、商船三井さんふらわあと連携し、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせたモーダルコンビネーション型輸送サービス「Sea&Rail 東九州ルート(大分港-神戸港)」「Sea&Rail 東九州ルート(別府港-大阪港)」を2月13日から開始しました。



【開発の背景】
 NXグループは、長期ビジョン実現のため「持続的成長と企業価値向上のためのサステナビリティ経営の確立」を推進しています。トラック中心の輸送形態から鉄道・船舶を利用した輸送形態へのモーダルシフトを積極的に進め、複数の輸送モードを組み合わせた柔軟なロジスティクスソリューションの提供と、顧客のCO2排出量削減に貢献するサービスの創出に取り組んでいます。
 また今年4月には、トラックドライバーに対する時間外労働規制の強化により将来的な労働力不足も見込まれ、長距離トラック輸送についても今後の大きな課題となっています。
 このような状況の中、日本通運は、商船三井さんふらわあと連携し、瀬戸内海を経由するモーダルコンビネーション型の輸送サービス「Sea&Rail東九州ルート(大分港-神戸港)」「Sea&Rail東九州ルート(別府港-大阪港)」を新たに開発しました。環境配慮型の輸送手段および将来的な労働力不足などにも対応する輸送サービスとして利用できます。

【Sea&Railサービスの特徴】
・CO2排出量を削減する環境にやさしい輸送サービスで、顧客のサステナビリティ経営に貢献
・2024年のトラックドライバーに対する時間外労働時間規制に対応した解決策として効果的
・輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避とすることでBCP(事業継続)にも有効
・日本通運の独自コンテナである、鉄道・海上双方で使用可能なRSVコンテナ(※)を
 利用することで、荷物を取り出して積み替えることなく鉄道と海上の間を相互にシフト可能
・鉄道やトラック輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配の対応が可能

【今後の展開】
 船会社・フェリー会社等との連携による新たなルートの構築を進め、Sea&Railサービスのさらなる拡充に取り組んでいきます。
 NXグループは、あらゆる輸送モードを組み合わせ、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けてCO2排出量削減に貢献する物流サービスを開発・提供することで、これからも顧客のサステナビリティ経営をサポートしていきます。

※RSVコンテナ:日本通運が開発した鉄道・内航船双方の輸送に対応した12ftハイブリッドコンテナ