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掲載日:22.08.03
日野自動車/超低床小型EVトラック「日野デュトロZ(ズィー) EV」を発売
日野自動車は6月28日、物流現場における使い勝手とカーボンフリーを高次元で両立する超低床・前輪駆動小型BEVトラック「日野デュトロZ(ズィー) EV」を発売しました。
日野デュトロ Z EVは、従来のエンジンとトランスミッションの代わりにコンパクトなモーターをキャブ下に搭載し、前輪を駆動します。バッテリーを荷台床下のフレームの内側に搭載し、それ以外の電動ユニットはほとんどキャブ下に収め、従来の後輪駆動車では実現困難だった超低床を実現させました。
この超低床構造により、荷役作業性や乗降性に優れ、ドライバーの負担を軽減します。普通免許で運転可能なコンパクトな車体ながら必要な荷室・荷台空間を確保し、主に市街地での宅配に最適なつくりとなっています。荷室に直接移動可能なウォークスルーバン型(最大積載量1トン)と、用途に応じた荷台を架装できるキャブシャシ型を設定しており、顧客のビジネス形態に合わせた架装を選べます。一充電走行距離は150kmです。
フルメンテナンスリースでの提供により、電動車導入時や月々の支払いが明瞭であるほか、メンテナンスの行き届いた電動車を安定稼働させることができます。
電動商用車および充電器などの周辺機器の導入や、安心かつ効率的な稼働のために重要なエネルギーマネジメントは、日野のグループ会社であるCUBE—LINXが今秋に提供開始予定のソリューションを利用できます。
日野は電動商用車の普及促進に向けて、商用事業でのCASE技術の普及に向けたプロジェクトを進めているCJPT(Commercial Japan Partnership Technologies) との連携も含め取り組んでいきます。
日野デュトロZ(ズィー) EV
(日野自動車ホームページより)