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掲載日:21.09.01

ブリヂストン/北米のAzuga買収~モバイルソリューションの展開を加速

 ブリヂストンの米国グループ会社であるブリヂストン アメリカス インク(BSAM)は、デジタルフリートソリューションプロバイダーとして北米でフリート(運送事業者)に対する運行管理サービスを展開するAzuga Holdings Inc.を買収する契約を、Azugaの大株主であるSumeru Equity Partners、Danlaw, Inc.などと締結しました。
 この買収により、BSAMは、幅広いフリートを対象とした包括的なモビリティソリューションの展開を加速させます。取得価額は企業価値約428億円にAzugaの運転資本などにかかる調整を行い確定します。今回の買収は、今年第3四半期中に完了する見込みです。
 Azugaは、シリコンバレー(カリフォルニア州フリーモント市)に本社を構えるデジタルフリートソリューションプロバイダーで2012年に設立されました。GPSトラッキング、テレマティクス、ドライバーの動作モニタリングなど最新鋭のフリート運行管理プラットフォームを、6000を超える北米の運送事業者に提供しています。
 今回の買収により、ブリヂストングループのモビリティソリューションをグローバルに拡大するとともに、リトレッドを中心としたタイヤセントリックソリューションとのシナジーにより、安全で効率的な運行を支え、車両の燃費改善を図るなど、安全性、環境性、経済性、生産性などの社会価値・顧客価値の更なる創出を図るとしています。
 また、Azugaが持つ運行管理プラットフォームから得られる車両データは、自社のタイヤ商品の開発にも活用されます。加えて、タイヤの顧客ベースの拡大などを含め、タイヤ事業においても、シナジーを生むことが期待されます。