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掲載日:21.06.02

スズケン/業界初の複合型物流センターを構築~卸物流拠点に製造業務受託・メーカー物流エリアを併設

 スズケン(本社=名古屋市)は、埼玉県草加市に、最先端のロボット技術を駆使した自動化・省人化を実現する卸物流拠点を構築するとともに、同拠点に製造業務受託・メーカー物流エリアを併設した、業界初となる複合型物流センター「首都圏物流センター」を構築します。設備投資金額は総額約200億円(概算)、2022年4月下旬竣工、24年3月稼働予定です。
 首都圏物流センターは、プロロジスパーク草加(埼玉県草加市)の2、3階部分に位置し、保管可能品目は3万7000品目です。
 製造からメーカー物流・卸物流までのサプライチェーンを集約し製品移動を最少化することで、厳格な温度管理、効率化、最適なエリアの在庫コントロールが実現します。施設内には、同社が4月に業務提携契約を締結した武州製薬の製造業務受託エリアを設置します。製造業務と物流業務をワンストップで受託することが可能となり、スペシャリティ医薬品などの日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカーの製品上市を支援します。
 同社グループが有する12の物流拠点が連携し、輸配送の共同化をはじめ、メーカー在庫と卸在庫を連動させた流通在庫の最適化、業務の生産性向上が可能です。新センターを中心とした首都圏BCPネットワークの構築により、有事の際も医薬品流通を途絶えさせない体制を実現します。建物には免震構造を採用し、連続72時間稼働可能な自家発電装置を配備します。有事の際には災害拠点病院への商品供給に対応できる保管・配送スペースを確保しています。