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掲載日:21.06.02
日本郵便と東京電力/カーボンニュートラル化の推進に向けた戦略的提携
日本郵政、日本郵便および東京電力ホールディングスは、4月23日、カーボンニュートラル化を推進していくための取り組みを共同で進めていく戦略的提携について合意書を締結しました。
具体的な取り組みは次の通りです。
①郵便局の集配用車両へのEV導入拡大に際して、
東電グループが整備する充電設備の一部を地域の企業や来局する顧客などが
利用することにより、地域におけるEV充電インフラの整備に貢献する。
②郵便局などにおける太陽光発電などの導入や再生可能エネルギーへの切り替えについて、
東電グループの協力により効率的に進めていく。
③郵便局に設置する太陽光発電施設やEVなどを活用し、東電グループの協力を得て、
自治体と連携し、停電や台風時などの災害に強いまちづくりに貢献する。
④両社の経営資源やノウハウの活用により、地域のカーボンニュートラル化および災害時における
レジリエンス強化に寄与する取り組みを推進する。
2021年秋ごろに、沼津郵便局(静岡県)と小山郵便局(栃木県)で実証実験を行います。①集配用車両のための充電設備を地域のEV利用者向けに提供、②郵便局の電力の再生可能エネルギーへの切り替え、③太陽光発電の利用、④EVを動く蓄電池として災害時に活用などを予定しています。その結果を踏まえてさらなる展開を検討します。