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掲載日:25.08.06

イオンネクスト/新たなロボットソリューションを導入~積載作業を完全自動化

 イオンネクスト(本社=千葉市)は、イオンのネット専用スーパー「Green Beans」の大型物流拠点である誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター)に、最先端のロボティクスソリューション「オングリッドロボットピック」と「オートフレームロード」を本格導入します。
 注文された商品のピッキングから袋詰めまでの工程や、体力的負荷の高い出荷準備作業は、人手に頼る部分があります。業務効率向上に対応するため、同センターにAIとロボティクス技術を駆使した2つの自動化ロボットを導入しました。人手による作業の約30%を自動化ロボットが担います。

■オングリッドロボットピック
 顧客が注文した商品をピック&パックする最先端のロボットピッキングです。さまざまなサイズ・形状・重量・傷つきやすさを持つ商品を、AIがその場で認識・判断し、ピッキングから袋詰めまでを実施します。グリッド(商品棚)上から商品を直接取り出すことで、従来は人手で実施している場所の省スペース化と生産性の向上を実現します。1日あたり約20万点の商品ピッキングが可能です。対象となる商品数は約3000品目から開始し、2025年度中に約1万品目の商品をピッキングする見込みです。

■オートフレームロード
 配送直前の注文ボックス(トート)を、配送用フレーム(台車)に自動で積み込むロボティクス技術です。配送準備の中でも特に重労働な作業において、画像認識カメラとAIにより、トートの形状や重さ、フレームの状態をリアルタイムで把握し、人手を介さずに最大20kgのトートを最適な位置に自動で積載します。従来は配送順や重量バランスなどを考慮したAIによる積載指示をもとに、人手で積み込んでいましたが、重労働を完全自動化し、作業者の負担を大幅に軽減します。さらに、配送車両への積載効率や重さのバランスにも配慮した設計となっています。