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掲載日:25.12.24
日産とサッポログループ物流/専用フェリーを活用し、共同で関東~九州間の海上輸送を開始
日産自動車とサッポログループ物流は、日産自動車が保有する専用フェリーを活用した海上輸送を共同で25年12月1日から開始しました。
日産自動車は、関東エリアで自動車部品や完成車を専用フェリーに積載し、日産自動車九州(福岡県苅田町)に隣接する専用ふ頭へ輸送しています。従来は、九州からの復路は完成車および空積みの状態のシャーシを関東エリアの専用ふ頭へ回送していました。
往路(神奈川県⇒福岡県)で車両部品を積載していたシャーシに、復路(大分県⇒千葉県)でサッポロビール製品を積載して輸送することで、フェリーの積載効率を高めて輸送の効率化を図るとともに、CO2排出量の低減を同時に実現します。同区間をトラックでサッポロビール製品を輸送した場合と比較して、年間約55%(両社による算定結果)のCO2排出削減効果を見込みます。全工程をトラックで輸送すると仮定した場合、九州~関東の約1200kmの距離に19時間ほどかかることが想定されますが、フェリーも合わせて利用することでトラックでの輸送時間を約4時間半に抑えることができ、長距離運転によるドライバーの労働負荷低減など、物流業界が直面する社会課題の緩和にも寄与することが期待できます。