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掲載日:25.12.03
国交省/デジタコセミナーを全国で開催~装着義務付けも視野に
国土交通省物流・自動車局安全政策課は、11月4日、デジタコの普及促進を目的としたセミナーを東京会場で開催し、約40人の運輸事業者が聴講しました。
デジタコの機能と効果について理解を促し、更なる普及促進を図ることを目的に開催する自動車運送事業者向けのセミナーです。東京(関東)を皮切りに、北海道(札幌)、東北(仙台)、近畿(大阪)、九州(福岡)の主要5都市で開催しました。
本田拓人専門官は、「物流政策パッケージにおいて、デジタル式運行記録計は重要な位置づけとして、将来的には義務づけも視野に入れている。デジタコ未導入企業には、前向きに検討していただきたい」と強調しました。国交省は、現在のデジタコ装着率80%から2027年までに85%を目指して補助金でも後押しします。令和6年度自動車運送事業の安全総合対策事業では補助金額を機器取得に要する経費の1/2とし、受付期間も2026年1月末まで延長しました。
セミナーでは、デジタコの紹介動画が上映され、デジタコの機能のほか、具体的活用方法について運送事業者の事例が紹介されました。デジタコメーカーのブース出展もあり、機器に触れて確認できる体験型のセミナーでした。