最新業界動向:
掲載日:25.12.03
NX総研短観/運賃上昇圧力一段と
~国内荷動き指数、10~12月は8ポイント上昇
NX総合研究所は、企業物流短期動向調査(NX総研短観)(9月調査)の結果を公表し、7~9月実績の国内向け出荷量の「荷動き指数」が、前期(4~6月)から横ばいの「マイナス14」とし、10~12月見通しは8ポイント上昇して「マイナス6」と見込んでいます。
「荷動き指数」は、2023年1~3月実績以降11期連続で2桁のマイナス数値と低迷を続けています。10~12月見通しは、景気持ち直しの期待などもあり、引き続きマイナス数値ながら大幅に改善する見込みとしました。業種別に見ても、全15業種中10業種で10~12月見通しの「荷動き指数」が上昇すると見込んでいます。
輸送機関別の利用動向は、10~12月見通しでは全6機関で上昇する見込みです。
輸出入貨物量の動向は、10~12月見通しでは一段の悪化が懸念されます。
在庫量と営業倉庫利用の動向は、10~12月は緩やかに在庫調整が進展する一方、保管量は小幅な増加を見込んでいます。
トラック運賃の動向は、一般45→44→46、特積み37→36→38と上昇圧力が一段と強まる見通しです。