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掲載日:25.09.03
三菱ふそう/300名以上の中途採用実施~日野との統合で競争力強化
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、計300名以上の正社員のグローバルな中途採用活動を7月から開始しました。CASE技術への対応や「2024年問題」など、商用車を取り巻く環境が大きく変化する中、同社はグローバルに大規模な人材採用を行うことで、より多様かつ専門性に富んだ集団として、企業としての競争力強化を目指します。
同採用活動は、同社と日野自動車との経営統合により、統合新会社が発足予定の2026年4月以降、MFTBCが現在の親会社であるダイムラートラック社の連結対象から外れる見込みであることを受け、同時にFUSOブランドの継続的成長を目指した措置です。外部からの中途採用を大規模に行うことで、経営統合後もさらなる競争力強化につなげます。採用された社員は、統合新会社ではなくMFTBCにて勤務する予定です。
日本、アラブ首長国連邦(UAE)およびポルトガルの3カ国で人材を採用します。営業やアフターサービス、人事、IT、購買、研究開発、財務、品質管理、サプライチェーン管理、法務、コンプライアンスなど、間接部門の多様な職種で募集を行います。7月から順次募集職種を増やす予定です。300名規模の中途採用は同社としては最大規模となります。
同社では2024年末時点で約1万人が働いており、うち外国籍従業員は65カ国・地域の国籍を持つ約1100人が勤務しています。約170の国と地域でトラック・バスを販売しており、グローバルな環境で日々の業務に取り組んでいます。