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掲載日:25.09.03
いすゞとボルボ/戦略的提携を強化
~大型トラックのプラットフォーム共同開発、技術支援と部品供給を継続
いすゞ自動車とボルボ・グループ(本社=スウェーデン・イエテボリ)は、両社が2020年10月に締結した20年以上の長期にわたる商用車分野における戦略的提携に関する基本契約をもとに、ボルボ・グループの技術を活用した、いすゞとUDトラックスによる日本およびアジア市場向け大型トラックのプラットフォームの共同開発に関する契約を新たに締結しました。
同契約は、ボルボ・グループよりパワートレインを中心としたコンポーネントの継続供給に加え、開発および品質面での技術支援を盛り込んだ内容となっています。両社は、共通プラットフォームの開発をさらに進めるとともに、安定した市場導入を支える顧客サポート体制の強化に注力していきます。
いすゞの片山正則会長CEOは、「今回、新たに締結した契約は、いすゞとボルボ・グループの信頼関係と協業の深化を象徴するもの。両社が持つ技術力と経験を融合させることで、日本およびアジア市場における大型トラックの未来を切り拓き、顧客に対する製品・サービスの安定性と信頼性をさらに高める」と話します。
ボルボ・グループのプレジデント兼CEOマーティン・ルンドステット氏は、「両社の技術力と市場における知見を融合させることで、真のウィンウィンの関係を築き、長期的な成長と顧客満足の向上を目指していく。収益の成長を促進するとともに、アジア市場における競争力のある製品・サービスの提供に貢献する」と話します。
いすゞとボルボ・グループは、今回の契約締結を通じて、両社の戦略的協業をさらに強固なものにし、より大きなシナジーを創出し、物流の将来課題の解決を目指します。