物流情報ポータルサイト

25.08.06 全ト協/標準的運賃、地図からの運賃計算システム(簡易版・詳細版)を作成 25.08.06 帝国データバンク/上半期の人手不足倒産 建設・物流で全体の40%を占め、依然高水準で推移 25.08.06 イオンネクスト/新たなロボットソリューションを導入~積載作業を完全自動化

最新業界動向:
掲載日:25.08.06

日揮HD・東京都・ANA・JAL/量産された国産SAFを羽田空港で供給開始

 日揮ホールディングス(日揮HD) 、東京都、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)は、7月8日、廃食用油を原料とした国産SAFで航空機が飛ぶ世界を実現することを目指した「Fry to Fly Project」において、日揮HDが東京都と連携して回収した廃食用油を原料の一部として量産された国産SAFが、羽田空港発の定期旅客便へ供給開始されたと発表しました。
 日揮HDと東京都は、昨年3月から「東京 油で空飛ぶ 大作戦 Tokyo Fry to Fly Project」を開始し、都民の意識改革や行動変容につなげてきました。今年5月から、東京2025世界陸上の開催を契機として「家庭の油 回収キャンペーン」を展開しています。都庁舎や区市町村に、家庭からの油の回収所を設置するとともに、同大会アスリートアンバサダーの北口榛花選手を起用したPRなどで回収を促進することで、さらなるSAFの認知度向上や都民の行動変容につなげていくよう取り組んでいます。東京都では、国産SAFの安定的な供給に向けて、海外産SAFとの価格差を助成する「国産SAF利用促進事業」を全国で初めて開始しています。
 供給するSAFは、日本のSAF製造事業者として初めてISCC CORSIA認証(持続可能な製品の国際的な認証)を取得した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYが、現時点で国内唯一となるSAF製造設備(大阪府堺市コスモ石油堺製油所構内)で量産した”環境価値”を証明されたSAFです。昨年12月に日本国内初となるSAFの大規模製造設備が完成しており、今年4月から日本国内における安定的な国産SAFの製造・供給が開始されました。


(羽田空港で実施された記念イベント)