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物流現場訪問:
掲載日:25.07.02

日本自動車ターミナル/板橋トラックターミナルで西棟が竣工~2層式で利便性高く

 日本自動車ターミナル(JMT)は、5月14日、板橋トラックターミナル(東京都板橋区高島平)の「JMT板橋新3・4・7号棟」(西棟)の竣工式を行いました。

〇東棟と連動して、事業者の連携向上
 同施設は、JMT板橋新1・2・5・6号棟(東棟)と同様、2層式バース専用施設です。板橋トラックターミナル全体開発の第二弾として建設され、接車部分にシャッターを設置し、1階部分は全天候型の荷役が可能となるなど利便性の高い施設となっています。3階部分へは、「上り」「下り」がそれぞれ別のスロープでアクセスできます。
 建築面積は1万7364㎡、延床面積2万3821㎡、地上4階建て。梁下有効高は1階ホームが4.9m以上、3階が5.6m以上。バース数は91を備えています。車両の動線をより良くするために柱の数を最小限にしています。設計・施工は大林組です。
 同ターミナルは、首都高速や新大宮バイパスに近接し、関越・東北方面とのアクセスに優れた交通の要衝に立地しています。供用開始(1970年10月)から50年が経過し、2021年から全体再開発を進めています。「災害に強いトラックターミナル」の構築に向け、施設の耐震補強や72時間対応の非常用自家発電設備を設置するなど、危機管理対策の強化にも努めています。
 黒沼靖社長は「施設の機能向上と、より使いやすい施設提供を目指した。隣接する東棟と連動することで、事業者の連携をより一層サポートできる。これで再開発の半分が完了した。敷地南側の約5万㎡の用地についても検討を進めていく」とあいさつしました。


あいさつする黒沼靖社長

西棟の外観

西棟1階の接車スペース

東棟(右)との連携で機能的

ゆったりした荷捌きスペース

駐車スペースにも隣接

幅広いスロープが上下フロアをつなぐ