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掲載日:22.08.03
NEDO/自動配送ロボットによる配送サービスの早期実現に向け4つの実証事業を採択~複数台同時配送も
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「自動配送ロボットによる配送サービスの実現」に係る公募を行い、4つの実証事業を採択しました。ラストワンマイル物流における「遠隔・非対面・非接触」での自動配送サービスの実現をより加速させるため、安全に走行するための遠隔監視・操作システムや、ロボットの自律移動機能を開発し、実際のサービス環境に限りなく近い環境での実証を重視した事業を採択しました。
採択された事業者・テーマ・実証予定地は次の通りです。
・京セラコミュニケーション=
中型中速配送ロボットを複数台利用する多様な地域内サービスの
実証および雪上走行技術の研究開発(北海道石狩市)
・ZMP=
自動宅配ロボットの複数台同時配送を実現する
遠隔管理システムの確立と安全性の実証(東京都中央区)
・パナソニックホールディングス=
人共存下での配送ロボット・運行管理システムの開発と
住宅街などでの配送サービスの実現(神奈川県藤沢市)
・Yper=
ラストワンマイル配送の現場を無人化する自動積み降ろし機能を
有した自動配送ロボットの開発(広島県広島市)
今年2月に民間主体による一般社団法人ロボットデリバリー協会が発足、4月には低速・小型の自動配送ロボットの制度化を含む「道路交通法の一部を改正する法律」が成立し、2023年までに施行される予定です。
実施期間は今年度から3年間、予算は合計5.7億円です。