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物流用語に強くなろう:
掲載日:21.09.01

ラッシングベルト(Lashing Belt)

 貨物の固定や貨物の荷崩れを防ぐために、しっかり締め付けるバックル式のベルトです。ラッシングは、「ひもで縛る」「固縛する」などの意味があります。
 トラック内では、貨物を動かないように壁にあるラッシングレールにはめて使います。また、船内では甲板上のコンテナをラッシングベルトで固縛することで、船体も安定します。陸上・海上あるいはパレット搬送などに幅広く使用されます。
 ラッシングベルトには「ラチェットバックル式」「オーバーセンターバックル式」「カムバックル式」の3種類があります。それぞれベルトの締め方が異なります。
 ラチェットバックル式は、ハンドルを「カチャカチャ」と反復させるとラチェット機構によりベルトが徐々に締まっていきます。ベルトを巻き終わったらハンドルを倒して固定します。ラチェット(Ratchet)機構は、自転車のように歯車と歯止めを組み合わせ、一方向の回転のみ伝え、反対の回転は伝えない構造です。ラチェットバックル式は「ガッチャ」と呼ばれ、3つの種類の中で最も需要があります。
 オーバーセンターバックス式は、ベルトを引っ張りながら締め付けてハンドルを倒してロックします。ロックボタンを押しながらハンドルを上に上げるとベルトが緩みます。
 カムバックル式は、調整側のベルトを引っ張ると締まります。解除レバーを押すとベルトが緩みます。