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掲載日:21.09.01

日本フルハーフ/「トレーラ位置管理システム」提供開始~IoT技術を活用

 日本フルハーフは、IoT技術を活用した新たなサービス『FRUEHAUF CONNECT』の販売を開始しました。今回は第一弾としてトレーラの位置情報を取得し、インターネット回線を通じてパソコンやスマートフォン上でリアルタイムにデータの閲覧及びダウンロードが可能となる「トレーラ位置管理システム」を販売します。これにより物流業界が抱える「ドライバー不足」や「働き方改革」といった社会課題に対し、センシングやコネクテッド技術を活用することで課題解決に貢献するサービスを提供するとしています。
 これまではトレーラ単体(駆動装置を保有しない車両)ではGPSセンサーや通信ユニット用に安定した電源を確保するのが難しく、GPS情報による位置情報管理が困難でした。そこで、走行時に充電可能な小型バッテリーを開発し、富士通フロンテック社製の低消費電力型GPS端末を採用することで、トレーラ単体の状態でも駐車時の位置が取得できるシステムとしました。さらに走行履歴と組み合わせることで稼働率の把握もできます。
 また、スマホ専用アプリによりリアルタイムでトレーラ単体の位置が確認できるので、港湾や物流ターミナルなどの多くの車両が停留されている場面でも、ドライバーが容易に目的のトレーラを探し出すことが可能となります。
 この「トレーラ位置管理システム」を通じて、配車作業の効率化、最適な資産(車両)管理、保守品質の向上など、顧客の稼働を支えるサービスの提供を推進します。また、車両の使用状況に応じて同社から車検・定期点検のメンテナンス時期を知らせることで、顧客が安全・安心に車両を使用できるようにサポートします。
 今後、『FRUEHAUF CONNECT』では位置情報管理のほか、トレーラのコンディション情報やトレーラ及びトラック荷台の稼働情報の取得など、より一層の価値を提供できるよう、IoT技術を活用したサービスの開発に努めるとしています。