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掲載日:21.09.01
アスクル/実行型AIロボット導入により高負荷作業を自動化~物流現場のDXを加速
アスクルは、物流センター内の労働環境改善を目的に、これまで人が従事していた工程にMujin社のデパレタイズロボットとギークプラス社の自動棚搬送ロボットGeek+「EVE P800R(AGV)」を導入しました。物流現場のDXを促進して、作業時の身体的負担の低減を図り、働きやすい物流現場を実現するとともに生産性の向上を両立するとしています。
デパレタイズロボット(MujinRobot デパレタイザー)は、出荷するケース品を持ち上げ、コンベヤに投入するアーム型ロボットで、ASKUL Logi PARK横浜に1台導入しました。従来は、従業員の手で1日平均約6000箱をコンベヤに投入し重労働による身体的負担が大きいことが課題でしたが、デパレタイズロボットを活用したケース品のコンベヤ投入自動化により、従業員の作業負担を大きく低減します。
Geek+EVE P800R(AGV)は、ASKUL三芳センターに棚搬送用として116台を導入しました。ロボットに商品棚を載せ、ピッキング担当者の場所まで運びます。作業負担の低減だけでなく、ピッキングの定点化により生産性の倍増が見込まれます。また、商品棚を以前より密集して配置できるため、収容在庫数の拡大にも寄与します。
なお、2019年からASKUL Value Center関西に、パレット搬送用ロボットとして10台の「Geek+EVE M1000R」が導入され、稼働しています。