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掲載日：21.06.02

日野自動車／イスラエルREE社と業務提携～商用モビリティで新たな価値創造へ

　日野自動車とイスラエルの電動モビリティ企業であるREE Automotive（本社＝イスラエル テルアビブ）は、4月、両社が共有する「次世代商用モビリティを通じた社会への新たな価値提供」というビジョンの実現に向けた業務提携契約を締結しました。
　次世代商用モビリティは、モジュール構造となっており、REEのEVプラットフォームを採用した動力部分（シャシモジュール）と、用途に応じて最適に設計された荷室空間（サービスモジュール）で構成されています。　
　人や物、そしてサービスを運ぶサービスモジュールは、顧客のニーズに合わせたさまざまな提案を可能とし、モビリティ起点のデータを組み合わせることによって社会に新たな価値を提供します。サービスモジュールは、シャシモジュールから簡単に脱着可能となっているので、独立したユニットとして物やサービスを届ける一方、シャシモジュールは単独で稼働して他のサービスモジュールの動力として物やサービスを運ぶことができます。
　両社が共同開発するEVシャシは、ホイールとシャシの間に設置する“REEcornerTM”（REE独自のEV技術）を活用し、低床・フラットで顧客のニーズにフレキシブルに対応し、自動運転にも対応します。モジュール構造とすることで拡張性を持たせています。
　2022年までに次世代商用モビリティEVのプロトタイプを開発し、並行してビジネスモデルの検討・実証実験を進めるとしています。