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掲載日:21.06.02

イオン/次世代ネットスーパーの実現に向け、最先端の大型自動倉庫を千葉に起工

 イオンネクスト準備(本社=千葉市)は、4月、次世代ネットスーパーの中心的な施設となるイオン初のCFC(顧客フルフィルメントセンター)の起工式を行い、建設に着手しました。
 イオンは、イギリスのテクノロジー企業でありネットスーパー企業であるOcadoグループの子会社Ocado Solutions 社(本社=ロンドン)と提携し、最新のAIとロボットを駆使した最先端の大型自動倉庫と次世代型ネットスーパーの2023年開業に向け準備を進めています。精緻な宅配システムと合わせ、幅広い品ぞろえの新鮮な食料品や日用品を、タイムリーに顧客に届けるサービスを可能にします。
 このCFCの特長は、徹底した温度管理コールドチェーンを採用して最大5万品目(稼働時は約3万品目で順次拡大予定)という膨大な商品群を品揃えできる点と、ピッキングロボットとAIによる24時間稼働と効率的なピックアップにより、安定的な供給力を誇る点です。ロボットは約6分で50商品のピッキングが可能です。
 場所は、千葉市緑区誉田町で、従業員約700人の規模です。ピッキングロボットは1000台以上、配送エリアは千葉県と東京都(一部エリア)です。国内有数の農水畜産県の千葉県の立地を活用し、近郊の農水畜産物を取り扱います。さらに鮮度基準を設け、新鮮な野菜や果物などの生鮮品を提供します。
 同拠点では、大型蓄電池によるオンサイトの再生可能エネルギーを最大限活用します。汎用的な蓄電池の技術開発を行うため、AIを活用したエネルギーサポートサービスを併用した実証実験を実施し、次世代ネットスーパーとして日本初の取り組みを目指します。導入する太陽光発電の設備容量は最大で3360キロワット、蓄電池は300キロワット時とオンサイトと大規模な発電システムを想定しており、この発電容量は一般家庭の約1200軒分に相当します。