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掲載日:21.06.02

日通総研短観/国内向け出荷量は大幅に回復、4~6月は2年半ぶりにプラスへ浮上する見込み

 日通総合研究所は、4月30日、企業物流短期動向調査の結果を発表しました。1~3月の国内向け出荷量「荷動き指数」の実績は▲16となり、前期(10~12月)の実績より24ポイント上昇しました。前回見通し(▲34)から18ポイント上振れしています。4~6月の見通しではプラス4とさらに上昇が続き、18年10-12月以来2年半ぶりにプラスへ浮上する見込みです。ただし、再度の緊急事態宣言の影響で下振れする可能性もあります。
 1~3月の国内向け出荷量「荷動き指数」の実績を、業種別にみると、一般機械と精密機械を除く13業種でマイナスでしたが、3業種を除く12業種で指数が上昇しています。4~6月の見通しは全業種での上昇が見込まれます。
 輸送機関別の「利用動向指数」をみると、1~3月の実績は全機関(6機関)で指数値はマイナスでしたが、一般・特積トラックの23ポイント上昇を筆頭に、全機関で大幅に上昇しました。4~6月の見通しも全機関で上昇が見込まれます。
 運賃・料金の「動向指数」は、トラック運賃の上昇圧力が再び強まる見通しです。1~3月の実績では全機関で上昇しており、鉄道コンテナを除いて指数値がプラスとなりました。4~6月の見通しは国内航空を除く5機関で上昇する見込みです。
 輸出入貨物量の「荷動き指数」は、全輸送機関で改善傾向がみられます。1~3月の実績では国際航空・輸出が32ポイント上昇したほか、全機関で上昇。4~6月の見通しは国際航空・輸入を除き指数値がプラスとなる見込みです。