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掲載日:21.01.06

ANA、セブン-イレブンなど/コンビニ商品、医薬品のドローン配送の実証実験

 ANAホールディングス、アインホールディングス、セブン-イレブン・ジャパン、福岡市は自動制御システム研究所、NTTドコモとともに、「セブン-イレブンネットコンビニ」で注文された商品およびアイン薬局の処方箋医薬品を、福岡市ヨットハーバーから福岡市西区能古島の島内3地点に、ドローンで即時配送する実証実験を、昨年12月2日~5日に実施しました。この実証は、国土交通省・環境省連携事業「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業」に採択されたものです。
 能古島は、生活用品を取り扱う商店が廃業し、日常の買い物を島外の小売店や宅配に依存しています。また島内の診療所で対応できない調剤などは島外を利用しています。島民の生活利便性の向上を目的として、ドローンを使ってセブン-イレブン商品と処方箋委託品を運びます。島内の3カ所にドローン着陸場所を設置しており、住民のニーズに応じて受け取りが可能です。配送物に応じて2種類の機体を使い分けます。ドローン配送経路は片道2.5~3.5Kmです。
 各社の主な役割は、次の通りです。

・ANAHD:ドローンの遠隔運航管理、配送通知を含む配送管理システム、実証総括
・アインHD:処方箋医薬品の提供
・セブン-イレブン・ジャパン:
 セブン-イレブン店舗との調整および「セブン-イレブンネットコンビニサービス」の提供
・自律制御ステム研究所:ドローン機体の提供および運航サポート
・NTTドコモ:ドローンの上空飛行にかかるLTEネットワークの提供
・福岡市:地域および関係者との調整