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掲載日:21.01.06

トヨタ・日野とコンビニ3社/燃料電池小型トラックの導入を目指し取り組みを開始

 セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン、トヨタ自動車、日野自動車は昨年12月8日、5社が共同し、地球温暖化抑制やエネルギー多様化等に対応した持続可能な社会の実現に向け、燃料電池小型トラック(FC小型トラック)の導入を視野に検討を進めるとともに、将来の普及に向けた環境整備に取り組むことで合意しました。
 コンビニの物流は日々のトラック稼働によって成り立っており、1日複数回の配送業務を行うため、長時間使用・長距離走行が求められます。短時間での燃料供給が必要となるため、エネルギー密度の高い水素を燃料とするFC小型トラックが有効であると考えられています。
 セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社は、トヨタと日野が共同で開発するFC小型トラック(最大積載量3トン)の導入検討にあたり、実用性・利便性を検証するために、2021年に走行実証を行います。走行実証による評価を踏まえ、コンビニ3社は、複数の配送センターや店舗間物流でのFC小型トラックによる配送が、ビジネス的・社会的観点において実用化可能かどうか、22年以降に実証を行うための検討を進めます。将来の普及に向けて、22年以降も引き続き、市場での使用実態を通じて、水素ステーションの配置、水素供給・充填能力や営業時間などの利便性、さらには車両購入や水素燃料代などの諸課題の洗い出しを行います。
 これらの諸課題に対する改善策を提案するとともに、国・自治体・水素ステーション事業者などとも協力し、将来のFCトラックの大量導入によるCO2排出量削減につながる有効な仕組みづくりのために必要な支援、協力体制などについて検討を進めます。