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掲載日:21.01.06

NACCSセンター/輸出入申告訂正情報に特化した分析サービスを2月より開始

 輸出入・港湾関連情報処理センター(NACCSセンター)は、2017年3月からサービスを開始した「業務状況等分析業務」に係る附帯サービスとして、輸出入申告訂正に特化した情報の分析サービスを追加して、今年2月1日から週次で提供します。
 同時に、本来業務、貿易関連書類電子保管業務と合わせ、営業スタイルをこれまでの説明型からソリューション型へ移行します。
 輸出入申告訂正情報分析サービスは、NACCSのデータベースから抽出した10種類の業務実績データ(輸出入申告訂正履歴や関税等更正請求履歴など)を週次で提供します。これにより、誰が、どの輸出入申告の、どの項目を、どのように訂正したのかを客観的に把握できます。
 AEO通関業者からのニーズをもとにNACCSセンターが実態を調査すると、各税関から適正な申告を指導されているものの、訂正1件ごとの詳細な把握・分析・改善策の検討に相当な労力を要していることがわかりました。加えて、コロナ禍で税関職員の出勤比率が下がっている中、訂正をどう自主管理していくかが課題となっており、新たなサービスとして開発しました。
 提供する情報は加工可能なCSV形式のため、データ加工により訂正の原因分析(傾向把握など)が可能です。複数の事業所の分析結果を管理部門で集中的に管理でき、事業所、通関士毎の訂正傾向を把握することにより、再発防止策や業務手順、人員配置を含む社内体制の見直しの検討材料になります。
 同社の服部剛社長は、「AEO通関業者の認定(230社)を受けていれば、より品質の高い輸出入申告の実現を、AEO認定を目指す企業(約700社)は訂正履歴を『生きた教材』として社員教育に役立てていただける」と語っています。
 1カ月の利用料金は、基本料金(1利用者コード当たり5800円)とトラフィック件数実績に応じた従量課金を加えた合計金額です。従量料金は4段階に分類しました。