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NXトピックス:
掲載日:21.01.06

日本通運グループ/世界各地で次々とGDP認証を取得
~グローバルネットワークを活かした医薬品ロジスティクスを加速

 日本通運(本社=東京)は、医薬品の適正な流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の認証を、シンガポール、ベトナム、インドネシアの現地法人の拠点で次々と取得しており、同社のグローバルネットワークを活かした医薬品ロジスティクスの構築を加速しています。また、韓国の現地法人では、医療機器品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485」認証を取得しています。
 同社は、医薬品の高度化・多様化するニーズに応えるサービスを拡充し、経営計画において重点産業と位置付ける医薬品産業の取り組みを強化していくとしています。


シンガポール日通、チャンギ空港保税地域内施設でGDP認証を取得

 日本通運の現地法人、シンガポール日本通運株式会社(社長:山崎広行 以下、シンガポール日通)は、昨年10月30日(金)を発効日として、同国チャンギ空港FTZ(自由貿易地域)内の施設において、航空輸出入サービスに関する医薬品の適正流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の認証を取得しました。  同国の重点振興産業の一つである医薬・医療分野の成長は著しく、世界有数の製薬会社の多くが研究・開発・製造拠点を構え産業集積が進んでいます。今後、ますます自由貿易港として各種条件の整ったチャンギ空港を活用した医薬品の輸出入需要の増加が予想されます。
 シンガポール日通では今回の認証取得により、日系物流企業では唯一の空港保税地域内施設のメリットをフル活用した医薬品の安全かつ高品質な航空輸出入サービスを提供する体制を整えました。
 今後もシンガポールのみならず、主要拠点で整備を進めて同認証を追加取得することで、医薬品業界のお客様の高度化・多様化するニーズにあわせた付加価値の高い航空輸送サービスをご提供できるよう日本通運のグローバルネットワークを活かした医薬品ロジスティクスを作り上げていくとしています。

【施設概要】
名称
シンガポール日本通運株式会社 航空貨物部
(NIPPON EXPRESS (SINGAPORE) PTE. LTD. AIR FREIGHT DIVISION)


ベトナム日通、アマタ・ロジスティクス・センターでGDP認証を取得

 日本通運の現地法人、ベトナム日本通運有限会社(社長:岸本 俊英 以下、ベトナム日通)は、昨年11月13日(金)を発効日として、アマタ・ロジスティクス・センターにおいて、医薬品の適正な流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の航空・海運貨物フォワーディング、道路輸送および倉庫サービスに関して、認証を取得しました。
 人口約1億人のベトナムは近年、国内総生産(GDP)の年成長率が6~7%増で推移しており、医薬品市場も高い成長率を示しています。急速な経済成長に加え、医療保険の拡大や国民の高い健康志向により市場は拡大しており、EVFTA(EU・ベトナム自由貿易協定)批准によってベトナム国内需要のみならずジェネリック薬品の製造、輸出も活発化することが見込まれます。
 ベトナム日通では、今回のGDP認証取得により、増加が見込まれる欧州からの医薬品輸入や日系医薬品メーカーによる事業展開に対応するとともに、既にGDP認証取得しているグループ各社と連携して、グローバルにサービスを展開していくとしています。

【施設概要】
名称
ベトナム日本通運有限会社 アマタ・ロジスティクス・センター
(NIPPON EXPRESS (VIETNAM) CO.,LTD. AMATA LOGISTICS CENTER)



インドネシア日通、スカルノ・ハッタ空港近郊の自社施設でGDP認証を取得

 日本通運の現地法人、インドネシア日本通運株式会社(社長:村上竜一 以下、インドネシア日通)は、昨年10月4日(日)を発効日として、スワルナ・ビジネスパーク内の自社施設において、医薬品の適正な流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の航空輸送サービスに関しての認証を取得しました。
人口増加の著しいインドネシアにおいて、医薬品産業は今後ますますの成長が見込まれています。現在、医薬品はインドネシア国内製造のシェアが高いものの、市場の拡大やニーズの多様化により輸出入の増加も見込まれ、医薬品を適正に取り扱う航空輸送サービスの需要が高まることが予想されます。
インドネシア日通では、今回の認証取得によりGDPに準拠した安全かつ高品質な航空輸送サービスを提供する体制を整備しました。日本通運のグローバルネットワークおよび輸送ソリューションを活用し、インドネシアにおける医薬品産業のお客様の物流ニーズに応えるとしています。

【施設概要】
名称
インドネシア日本通運株式会社 AIRPORT LOGISTICS CENTER
(PT. NIPPON EXPRESS INDONESIA AIRPORT LOGISTICS CENTER)



韓国日通、医療機器品質マネジメントシステム国際規格(ISO13485)認証を取得

 日本通運の現地法人、韓国日本通運株式会社(社長:杦康弘 以下、韓国日通)は、昨年11月、韓国仁川空港の拠点で、医療機器品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485」認証を取得しました。
 医療機器は精密な構造を持ち、人の生命にかかわるものであるため、取り扱いは高い品質と厳しい管理が必要です。また、その販売物流・調達物流はグローバルに広がっており、それぞれの国によって異なる規制への対応が必要です。
 韓国では、新型コロナウィルス感染の発生以降、政府・管理当局が医療機器の輸出強化を推進しており、それに伴い、法規制が厳格になっています。保管・配送・付帯サービスの領域も同様に規制の強化が見込まれます。
 同社は韓国における日系フォワーダーとして初めてこの認証を取得しました。この取得を通じて、規格で定めた要件に合致した運用管理を行うことで、医療機器の安心・安全な物流サービスを提供していくとしています。

≪ISO13485≫
 医療機器産業における顧客要求事項および規制要求事項を満たすサービスの提供を行うための品質マネジメントシステム。


◇本件に関するお問い合わせ先

 日本通運株式会社 広報部
 TEL:03-6251-1454
 e-mail:ko_ho@nittsu.co.jp