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掲載日:20.11.04

日通総研/2020年度貨物輸送見通し~国内外ともに再び下方修正

 日通総合研究所は、「2020年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂)」を発表しました。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に歯止めがかからず、国内も年度内の収束が見えづらいとして、実質国内総支出(GDP)、貨物輸送量(国内・国際ともに)いずれも7月に続き下方修正しました。
 日本の実質経済成長率は、4~6月期の前年同期比▲9.9%の後、7~9月期も10%近い落ち込みとなり、下期に入りマイナス幅は縮小するも年度いっぱいはマイナス成長が継続するとして、前回の▲5.6%から▲6.0%へと下方修正しました。
 9月末の完全失業率は3%ですが、今後5%台まで上昇する可能性があり、冬のボーナスも輸出企業を中心にかなり減少する結果、GDPの55%を占める個人消費のマインド好転は期待できず、1~3月に小幅なプラス(前年同期比)に転じるも力強さに欠けるとみています。
 2020年度の国内貨物輸送量見通し(前年同期比)は、前回の▲6.9%から▲7.2%へ下方修正しました。リーマンショック後の2009年度の▲6.0%を下回ります。ただし、19年度実績が前回見通しの▲1.2%から▲0.3%と実績が上方になった影響もあります。
 品類別に貨物輸送量見通し(前年同期比)を見ると、消費関連▲5.6%、建設関連▲5.9%となり、生産関連は設備投資や輸出の不振を背景に▲9.5%と落ち込みが大きくなります。
 輸送機関別の貨物輸送量見通し(前年同期比)は、内航海運が生産関連・建設関連とも不振で▲12.9%と7年連続のマイナスです。国内航空は需要低迷に加え供給力減少のため▲28.7%と大幅に減少となり、年度内は需要の低迷から抜け出せないと予測しています。
 国際貨物輸送量については、外貿コンテナの輸出を▲9.2%としましたが、米中貿易摩擦再燃・激化や新型コロナウイルス感染症の再流行、コンテナ定期便の復便遅れによりマイナス幅が一段と拡大し、2ケタ減の可能性もあります。
 国際航空の輸出は、下期は経済回復や前年の新型コロナウイルス感染症拡大の反動増が期待されますが前年度水準には届かず、2年連続の2ケタ減になります。輸出入ともに電子部品・電気機械を除いて低調に推移するとみています。