物流用語に強くなろう:
掲載日:20.04.01
積み付け方法Ⅱ
今回は、荷崩れしないパレットへの積み付け方法や、段ボールの積み方を中心とした用語を紹介します。
JPRのホームページより
◇ブロック積み(平積み)
すべて同一方向に並べて積み、各段の配列を同じにする積み方です。大きさが同じで多くの荷物を積む際に、最も単純で効率的であり耐圧にも優れています。しかし、前後左右の揺れに弱い特徴があるため、トラックに積み付けた際はベルトや包装で固定する必要があります。
◇交互列積み(インターロック積み、井桁積み)
段を重ねるごとに90度向きを変えて積み上げる方法です。比較的簡単で、荷重が均等にかかり安定感もあるので、段ボールなど同じ形のものを積むときに使用されます(ただし、タテ・ヨコの長さが同じ段ボールはブロック積みと変わりません)。
高く積む時には、下段は耐圧に優れたブロック積みをし、上の方は安定感のある交互列積みにする方法もあります。
◇レンガ積み
段を重ねるごとに180度向きを変えて積み上げる方法です。ブロック積みや交互列積みに比べ手間はかかりますが、荷崩れ防止効果が高く、何よりも検品の時に商品が見やすいので倉庫に保管する際に活用されます。段ボールのほか飼料など袋物を積み込む際に最適です。
◇スプリット積み
これもレンガ積みと同様に、段を重ねるごとに180度向きを変えて積み上げる方法ですが、形や大きさの異なる段ボールで使用されます。それぞれの段に隙間ができますが、隙間の位置が段ごとに変わるので、安定感があり荷崩れしにくい特徴があります。
◇ピンホール積み(風車積み)
荷物のタテ・ヨコを風車型に組み合わせて中心部分に隙間をつくります。次の段は、180度向きを変えて積み付けます。上から見ると、風車の羽の形に見えます。長方形の段ボールを積むときに使用されます。