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物流用語に強くなろう:
掲載日:18.10.24

ブロックトレイン(Block Train)

 コンテナ専用列車のことです。一般の貨物列車(シングルトレイン)と異なり、同一のコンテナ貨車(ワゴン)が同一の仕向地まで輸送するため、block(閉塞または閉塞区間)と呼ばれます。
 列車1編成またはコンテナ貸切(FCL)が専用ブロックトレイン、複数荷主の貨物を積んで輸送する場合が混載ブロックトレインとなります。
 シベリア横断鉄道(ボストチヌイ~欧州)、中国横断鉄道(連雲港~カザフスタン~ロシア~欧州)といった、ユーラシア大陸横断鉄道輸送で「ブロックトレイン」の名称が使われていましたが、中国国務院が2020年までに中国43都市から年間5,000本のブロックトレイン運行を目指すことを表明しており、中国内各都市から欧州を結ぶ鉄道にも「ブロックトレイン」の使用が広がりました。
 一般の貨物列車と異なり、発着予定時刻が読めること、通関も1列車単位で行われるため日数の短縮につながること、何よりも貨物のダメージリスクが小さいなどのメリットがあります。
 習近平の一帯一路構想を背景に、ブロックトレインを活用した新しい物流サービスが続々と出されています。特に、Sea&RailやAir&Railサービスなどは、航空運賃より安く、船よりも短いリードタイムで運べることから、注目されています。